iPhoneが水没してしまったらすぐに分解して洗浄や乾燥といった適切な対処をする事が必要です。iPhoneを振ったりドライヤーを使っても内部の水分は取れず、かえって悪化する事さえあります。出来る限り早くスマップル下関店にお持ちください。

今回のご依頼は下関市内から、水没したiPhone13Proです。すぐに水中から引き揚げて来店されたそうです。充電としようとしたら「液体を検知」の表示が出たとも仰っていました。

iPhoneを充電するコネクタに液体が入ると、ケーブルを差しこんだ時に警告が出ます。もしこうなったらiPhoneと充電ケーブルを自然乾燥させて再度充電してみましょう。綿棒など異物を差し込むと故障の原因になります。Appleの解説では「米の袋に入れないでください」という一文もあります。濡れたものを乾燥させるのにお米を使うという方法があるそうですがiPhoneの水没に関しては有効ではありませんし、米が入り込んで故障するリスクさえあるのでやめておきましょう。
https://support.apple.com/ja-jp/102643

水没したiPhoneで一番の心配は基板の部分です。液体が入り込めば錆やショートで壊れるので、水没した場合は洗浄して乾かします。水没したiPhoneを振り回すと、逆にこの基板の奥まで液体が入り込む可能性があるので振ってはいけません。とりあえずタオルで拭いたらお店に持っていきましょう。

基板が無事に動作した場合、画面やバッテリー、ドックコネクターなどの動作も確認してiPhoneを起動できる状態にします。今回、基板は無事でしたので他のパーツも点検していきます。

iPhoneが水没した後、復旧を始めるのが早ければ早いほど助かる確率も高くなります。大切なデータが取り出せるよう、お早めにご来店下さい。

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