iPhoneは耐水性。防水ではありません。
iPhone7以降現在に至るまで、iPhoneは新機種発表のたびに耐水性や防塵性について公式でアピールされています。ですがこれらはいずれも「完全防水」を意味するものではありません。ですのでiPhoneは最新機種のiPhone15まで一貫して、水や液体で濡らしてはいけません。
そもそも「耐水」という言葉は一般的に、「水滴や水を掛けられても一時的に耐えられる」という程度の性能を指します。そしてその性能がIP〇〇等級などと表されていますが、「耐水」はどこまで行っても「防水」ではありません。液体の侵入を防ぐ構造になっていませんので、意図的に沈めれば壊れます。
一方で、apple公式サイトでは「実験室でのテスト」と題し、iPhoneを水中に沈める実験の結果を公表しています。ですがこれには真水という条件があり、加えて蒸気も水流もない極めて静かな場合です。そして何より、お風呂や水道に飲み物、屋外の水源やその他日常のあらゆる液体は純粋な真水ではありませんので、この実験結果に現実的な意味はあまりありません。これが水没であっけなく故障する理由の一つです。他にも、実際に使われている端末では衝撃や経年劣化による耐水性の低下が存在しますのでなおさらです。
iPhoneの耐水性に関しては公式から様々な禁止事項が出ています。一部紹介しますと、
・iPhoneを持って泳ぐ。入浴する
・シャワーを掛ける
・サウナなど蒸気にさらす
・食品や液体の付着
これらの注意事項から、水没させないからと言って軽く水洗いしたり、お風呂場へ持ち込んだりもできないという事がわかります。実際、水蒸気が内部で結露して結果的に水没となったケースもございます。原則としてiPhoneを水場に近づけないこと、濡らさないことが大事です。
とはいえ、事故は起きるものです。スマップル下関店では水没して起動できなくなったiPhoneの復旧を承ります。不純物を取り除く基盤の洗浄や必要なパーツの交換を行い、起動してデータが取り出せる状態に持っていきます。
もちろん水没後でも起動するケースはございますが、その場合でも時間経過とともに内部で水没が進行し、ショートや錆が発生する可能性があります。水没してしまった端末はいずれも当店で水没復旧を依頼される事をおススメします。