もしも充電のケーブルが折れてしまったら
iPhoneやiPadの充電用のライトニングケーブルですが、金属部分が見えてきたり、断線したりと意外ともろい印象を受けます。もちろん使い方にもよりますが、ある程度丁寧に使っても毎日使うものになりますので、どうしても疲弊してしまいます。
そうすると「もう安いのでいいか!」なんて思考になる方も多いようですが、適切なものを購入しないと、本体の充電口(ドック)を損傷してしまうことになります。よくある症状が「ガバガバ」になってしまって、ケーブルがすぐ抜けるというものです。これらはほんの少しのサイズの違いですが、その抜き差しを繰り返すことで、パーツがすり減り、ゆるくなってしまいます。そして充電できなくなってしまいます。
ですからケーブルについてはケチらず、純正品またはMFI認証品の購入をおススメします。本体のドックコネクタの交換になると、純正品のケーブルが何本も購入できるくらいの修理価格になってしまうので、それであれば毎年1本純正品のケーブルを購入するほうが安くなることを知っておいてください。
タイトルにもありますように、充電のケーブルをさしたまま強いチカラが加わると、ケーブルがささったままドックの中で折れてしまうことがあります。毎月数人の相談がありますので、そう考えるとよくあることになります。一番多いのは充電している途中でiPadを落として、その時に折れたという事例です。比率で考えるとiPadのほうがiPhoneより圧倒的に多いです。チカラが加わって折れるケースと、先端部分が劣化して先っぽだけがドックの中に残る場合があります。
どちらの場合も自分自身で取ろうとするのはやめた方がいいと思います。ドックの中には小さな端子がたくさんあり、それらを傷つけると仮に詰まっていたものが取れても充電できないということになります。折れたり、詰まったりしたものは、私たちならほとんどの割合で、無傷で取り出すことができます。ですから自分で無理せずにスマップル下関店にまずは相談してください。
ネットで「ドック 折れた」などと検索すると、いろいろな方法が出てくると思います。まるでライフハックかのようにポップに紹介されていますが、実際はそんなに簡単なものではありません。特に注意していただきたいのが、瞬間接着剤などを付けて、再度折れたものを差し込み、くっつけて抜くという方法です。理にかなっていますし、だれでも簡単にできそうですが、私たちは100%やりません。瞬間接着剤をほんの少しだけつけても、くっつかないのでまず取れません。たっぷりつけると、はみ出してしまいますので、充電口の内側を傷つけ、結局使えなくなってしまい、修理費用がかさみます。
折れてしまったり、抜けなくなってしまったりしている時点で、内部を傷つけている可能性があるわけですから、さらにそれ以上被害を大きくしないように、ご自身で危険を冒さずに、スマップルにご相談ください。